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漫画制作会社はポートフォリオのどこを見る?
漫画制作会社に作家登録するとき、制作実績やポートフォリオ(サンプル)を提出していただくことになります。提出したサンプルの内容によって、今後仕事を一緒にできるか判断されますので、その選定はとても大切です。 では、漫画制作会社はサンプルのどこを見て作家に仕事を依頼しようと思うのでしょうか。漫画制作会社から求められるスキルや、仕事が頼まれやすいサンプルがどのようなものなのか、紹介していきます。 1.どの層に響く絵柄なのか 広告漫画は女性・男性向け商材、若者~シニア向け商材など幅広く、作家の絵柄がどの層に響くかによって依頼される商材も変わってきます。 作家の絵柄がどの層に好まれるのか、またどういう層向けの仕事がしたいのか等あらかじめ自己分析してサンプルを決めましょう。 2.塗り発色の良さ 発色の良さとは、WEBや印刷物で見た時、イラストが映えているかという点です。 フーモアでは ・絵柄・肌の色・服の色・影・ハイライト などをパっと見て、この作家はこういう案件に合いそうな絵柄だな。と判断して仕事の相談や、クライアントへの作家提案をしています。肌色がくすんでいたり、服の色が奇抜すぎたりして漫画が見づらくなっていないかという点は注意が必要です。 とはいえ、作家自身が塗りの癖に気づくことは難しいため、SNS等で目にする他の広告漫画と自分の作品の塗り方を比較・研究して情報収集をしておくとよいでしょう。 そのほか、RGBやCMYKといったカラー知識を身につけると強みになります。 また、好まれる配色は予めパレットに登録や、カラーチャート本を手元に置いておくと時短にもなりおすすめです。 合わせて読みたい記事! https://toyo.seory.info/column/goodtechnique/ 3.コマ割り 広告漫画では、商業誌のような演出ゴマ(三段抜きや変形ゴマ)を使うことが難しいとされています。フーモアは1ページ5~6コマ程度が望ましいと考えており、限られたコマ数で伝えたい情報を織り込む必要があるので、変わったコマ割りをするのはとても技術が必要です。 そのため、サンプル漫画も無難なコマ割りのほうが好まれます。ページ内にセリフを入れすぎず、伝えたい内容がまとまっているかという点は、制作会社が最初にチェックする部分です。 また、WEB漫画は天地左右にしっかり余白をとっている作品が扱いやすく好まれます。ラフを書き始める前に、何の媒体で使用されるのか確認しましょう。紙媒体のコマ割りに演出を加えたい場合、1コマ目や最後のコマを断ち切り線まで大きく使うと、漫画に緩急が簡単につけられるので是非取り入れてみてください。 4.顔漫画になっていないか(構図、背景) 顔ドアップのコマばかりになるいわゆる「顔漫画」になっていませんか? 広告漫画は、コマ割りが遊びづらい上に伝えたい内容が盛りだくさんだと、ついつい顔漫画になってしまいがちです。サンプルでは顔漫画になっていないか、人物パース、背景パースが狂っていないかなど細かい部分までチェックされます。 顔漫画は単調に見え読者が飽きやすいため、全身画や俯瞰アオリといった様々な描写で漫画を描き上げていくことが望ましいでしょう。難しい表現はポーズ集を参考にしたり、3D素材を活用したり漫画表現の幅を広げてみましょう。 合わせて読みたい記事! https://toyo.seory.info/column/timesaving-technique/ 5.漫画制作会社はポートフォリオ(サンプル)のどこを見る?まとめ ・どの層(ターゲット)に響く絵柄なのか・塗り発色の良さ・コマ割り・顔漫画になっていないか 提出したイラストや漫画は漫画制作会社のサイトに掲載され、クライアントにはタッチサンプルとして提出されます。 上記のまとめを踏まえ、作家登録をしてみてください。 既に登録が終わっている作家も、実績が増えたり、絵柄の幅が広がったりした時はポートフォリオの更新を依頼しておきましょう。フーモアは、作家の新規登録、既存作家のポートフォリオの更新を心待ちにしております! 合わせて読みたい! https://toyo.seory.info/column/job-acquisition/ フーモアでは、ポートフォリオの持ち込みやWEB面談を心待ちにしております。 作家登録ページやツイッターDMからお気軽にご連絡ください。 フーモア作家登録はこちらから↓ https://whomor.com/entry#cartoonist
2022年2月14日
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